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最新の記事 [Diary] 2017.7.12 更新

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37年が経っていた

生まれ故郷を失いたくない

政府の人口予測によると、80年後の伊豆大島は人口ゼロになるそうです。

現在の大島の人口は約8000人。年100人減少を続けています。

10年で1000人ですから、30年後は人口5000人以下になりそうです。

一方で、島の財政は75%が東京都と国からの補助金、交付金で賄われています。自主財源はわずか25%です。

町長をはじめ町役場の職員、町議会議員さんの役割は島の現状を分析し、政策提案をして、大島町を発展させることです。日々努力してくれていることと思いますが、彼らにすべて預けてしまっていいのでしょうか。

 

 

島の選挙。町長選挙と町議会議員選挙が行われます。

議員さんのプロフイールはおろか、どんなことをやろうとしているのかという政策案もわからないまま投票所へ行くことが普通のようです。

 

議員の報酬は年間約300万円です、4年間で1200万円、議員さんは14名ですから4年間で1億6800万円になります。これに町長、副町長、教育長の報酬を足すと2億円以上になります。

厳しい町の財政から2億円以上のお金を支出するのに、公約もわからないまま投票しているのです。

 

平穏を求める町民の、悪い習慣、惰性、しがらみ、あきらめの極みです。

影で悪口を言って終わりです。

 

私たち町民は町役場がなくても生活できます。

町役場の職員や議員さんたちはどうでしょう。

自分たちの生活基盤がなにで成り立っているのか、自覚が不足していると思います。

働いて豊かな生活をするためには、毎日同じことをしていてはだめだと思います。民間で、長いことサラリーマンをしていて教えられたのはそのことです。常にやり方を考え、見直し、変化すること、人と同じことをしていてはだめだということ。

創意工夫です。

島で生活をしていて一番感じることです。

 

 

私は60歳を超えているので、自分が亡くなるころはまだ大島は存在するでしょう。しかし自分の子供たちの将来は、孫の将来は、親戚の若者たちの将来はどうなるのでしょう。それを考えると暗い気持ちになります。

ふるさとがなくなってしまうのは、自分の歴史が失われることです。

 

このブログは、ふるさと大島のためになにか役に立てないか、という思いで作成しています。 

 

高校を卒業して、ずっと東京で暮らしていました。

東京での生活のほうが圧倒的に長くなっていました。

介護のために島に帰って来ました。 

37年ぶりのふるさとで暮らし始めて、思ったことを記したいと思います。

 

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