職員の「お宅(個別)訪問」

手始めに、自分の住んでいる町の家を一軒一軒訪ね歩きましょう。

よくおまわりさんがやっていますよね。あれの町役場バージョンです。

一人暮らしのお年寄り、自宅で療養している方などを中心に。

「お茶でも飲んでいけ」と言われたら遠慮なくいただいて世間話をします。

今の暮らし、年金の話、医療センターの話、子供や孫の話、島のむかし話、心配事、近所のうわさ話など、話題は豊富にでると思います。

職員からは、防災無線は聞こえているか、公報おおしまはきちんと読んでいるか、死亡欄とゴミ出しのところしかみていないよ、いうかもしれないし、若い人なら、買い物はネットで買っているよとか、パソコンの普及率もわかります。

話を丁寧に聞いて、今の役場の課題などを見つけてほしいです。

幼児のいる家では子、育てについて、保育園やその先の学校の問題について、など話が出るかもしれません。


職場のなかでローテーションを組んで、当番の日は役場に出勤する必要はありません。

自宅からそのまま近所を回って話を聞き歩きます。不在の家もあるでしょうし、追い返されることもあるでしょう、そういう体験も重要です。車の中で昼寝をする職員も出てくるでしょう。訪ねたことにして報告する職員も当然いるでしょう。

そういうマイナス面も含めて提案したいと思います。

町民説明会では意見は出ません。マイクを持って大勢の人の前でしゃべるなんて、という意見がほとんどです。

しかし、この方式なら意見は出ると思います。職員のレベルアップになります。


役場の上着を必ず着用して勤務していることを示し、簡単にメモを残します。それを後日

、情報共有し活かします。「何しに来た?」と言われたら、「世間話をしに来ました」と堂々と言いましょう。「暇だなあ」と言われても、めげずに話を聞く準備をしておきましょう。

町役場や出張所のカウンターの中でだけ、「待ちの仕事」をするのではなく、こちらから話を聞きに行きましょう。

追い返されても、何度でも行けば必ず道は開けます。

迫りくる島の厳しい状況をしっかり把握してほしいです。「待ちの仕事」では決して実感できないことがたくさんあると思います。

 

 

 

 

ぜひやってほしい提案です。

町役場と住民の距離が近くなり、良い方向に向かうと思います。


次は「提案制度」です。


 

 

読んだ本

申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。
天国までの百マイル (朝日文庫)
暴露:スノーデンが私に託したファイル
永遠の旅行者(下)
驕れる白人と闘うための日本近代史
震える牛 (小学館文庫)
リヴィエラを撃て〈上〉 (新潮文庫)
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